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闘莉王のPK失敗より松本GK村山のPKストップを褒めろ

J-League

 

d普段、全文書いてからタイトルを付けるんですが、この記事はタイトルから考えました。

楢崎がミスをしてみたり、3対3というバカ試合で話題をさらっていて、僕は当初結果しか知りませんでした。

が、ニュースを見てびっくり。

村山がPK止めてるやんけ!

報道のされ方に物申す

名古屋側からしたら「闘莉王がPK失敗!」でいいんですよ。中日スポーツとか。

が、大手の新聞社やテレビにおいては「PK失敗」よりも「PKストップ成功!」という報道の仕方をして欲しいのですよ私は。

外した人が話題性もある闘莉王なので、「闘莉王がPK失敗」となりやすいのはわかる。

が、試合の流れでPKを止めることの難しさや、主役になれる瞬間が限られていることを考えるとそこはGK主体で報道して欲しい。

まして、昇格したばかりの松本ですし。

だから、こういうニュースの扱い方はいいなと思う。

松本を救ったPKストップ…引退危機を乗り越えたGK村山の挑戦とは

PKを止める難しさ

PKストップに関してはぼくもブログであれとかこれとか書いてますが、圧倒的にキッカー有利なのがPKという主張はぶらしません。

絶対にキッカー有利です。

ちなみに「「決めて当たり前」というプレッシャーがある分、GKが有利になることもある…」とかちょっとでも考える人はPKは蹴らないことをオススメします。

ゴールに180cmそこそこのGKが立ったところででかいもんはでかい。蹴り込むコースは多彩です。

対するGKはコースをよみ、ボールのスピードよりも早くコースに入らなければなりません。どちらが難しいかはちょっと想像すれば自明でしょう。

「モーションでコースを読む」のはまず無理。試しにゴールに立ってみればわかります。

それが可能なのは漫画の世界だけです。

村山のPKストップを検証

というわけで、村山の見事なPKストップを検証してみましょう。

まず有権者の方に訴えたいのは、冒頭にリンクしたインタビューの通り、何から何まで読みに読みまくっていたということ。 彼はインタビューでこう答えています。

「闘莉王さんのPKについては、事前にキックの傾向を教えてもらっていました。試合の流れと残り時間、それに闘莉王さんの性格なども考えて、真ん中に蹴ってくるんじゃないかという雰囲気を感じて、ギリギリまで我慢しました。先に飛ばないようにして良かったですね」

闘莉王の性格まで見事に見透かしているのであります。 事前のスカウティングはあったにせよ、「我慢する」という英断は中々できるものではないのであります。 やはり、どっちかに飛びたくなるし、これで跳ばずににどっちかに蹴られていたら「跳べよ!」と言われるのも目に見えている。 いずれにせよ「跳びたい」と思うのがGKのサガだったりするのですが、よく我慢してるなと。 最後の方は「跳びたい心理」が出て身体が右に行きかけてますが、闘莉王がGKをまるで見てないこともあって問題になりませんでした。 これがG大阪の遠藤とかだとたぶんやられてますが、それはそれでやり方が変わるはず。 今回のプレーは持っている情報をフル活用したPKストップの好例なのであります。 というわけで、こちらのプレーを「新・3大2015年Jリーグ 見事なPKストップ」の1つとさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。 

※こちらについては最後に追記しています。

まとめ

松本としては勝てる試合を落とした感はあるかもしれませんが、J1の強度を開幕戦で感じたはずです。

サポーターもかなり多いですし、今季のJ1に旋風を巻き起こすことができるか。

J1定着に向け、手応えと課題の両方を手にする勝点1だったのかなと。

今季の松本に期待しております。

それにしても、名古屋はケネディがいなくなったこともあってPKキッカーが闘莉王になったんだと思いますが、田口とかが蹴ればいいのに…と思えてなりません。

個人的に闘莉王はPK外すイメージが強いというのもあります。

過去のデータ参照してないので実は上手いのかもしれませんが…

今回は以上! 

追記:誤審だ、という指摘を頂戴した

…と最初は思ったのですが、わたくしのとんだ勘違いだったところもありまして、コメント欄とTwitterにて「村山は早く動き過ぎだから誤審だ」という指摘を頂戴しました。

よくよく見返すと、確かに動いてますね。肩入れしすぎて見逃しました。ドンマイ。

これについて元U-20ホンジュラス代表 GKコーチをされていた山野氏もブログを更新されております。

名古屋VS松本。「チームの運命を変える」セーブ。

その中で最後に追記されていますが、「厳密にはGKのファール」とのこと。

そりゃそうだ。

ぼくも指摘を受けてから動画を見直したら「あ、ほんとだ」ということで、山野氏にもちょっと絡んで見解を伺いましたところ、以下のようなリプをいただきました。

さらに

という、解説をいただきました。

まさにおっしゃる通りでして、この辺は見るときも自分でプレーするときも注意しないとなーということで、反省終了。

今後も見当違いと思われることも更新し続けますので生暖かく見守っていただければ幸いです。

コメント

  1. ikab より:

    こんにちは。いつもこのブログ読ませて頂いております。
    このPKはニュースで見て「闘莉王下手だなwwそんなん誰でも止められるわww」とか思ってました…(笑)
    確かに動かないのって勇気要りますねー、、、
    今回も面白かったです!

    • Kameda Naoto Kameda Naoto より:

      >ikabさん

      コメントありがとうございます!

      正面に蹴ったPKは決まれば「よく蹴った!」になりますが、止まると一様におっしゃる通りには見えてしまいますね^^;
      蹴る方も、止める方も正面は中々勇気がいるのは確かです。
      それにしてもGK村山のモーションを見てなさすぎではありましたが…

      今後とも宜しくお願いします!

  2. no name より:

    Twitterから見に来ました……が、
    松本のGK村山、闘莉王が蹴る前に完全に動いてますね
    これは本来ならたとえ止めても蹴り直しになるプレーです
    むしろ、タイミングをずらしてGKを前に釣り出した闘莉王を褒めるべきかと
    少なくとも村山を褒めるべきプレーではありませんね

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