曽ヶ端選手とキム・スンギュ選手の駆け引き

GK

こんばんは。僕です。

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ベストセーブがきていた

今節については、諸事情で記憶を失っていたのでどうしようかと思ったのですが、レイソルクラスタである前にいちGKとしての仕事を果たす必要がある、と思い直しました。

なんの話かというと、DAZNからスーパーセーブ来てたって話です。

それでも諸事情により、1位と2位のセービングが僕の目には見えないので、ほかのセービングを取り上げたいと思います←

とりあえず動画をどうぞ。

うーん、どれも素晴らしいセーブですな。1位と2位は見えないけど。

曽ヶ端選手とスンギュ選手の間合いの詰め方

角度的に、ポジショニングは見えにくいので、今日は間合いとか駆け引きのところ。

まず曽ヶ端選手の場合

 

相手がイバルボ選手ということもあって、けっこう遠い距離の段階からほとんど1対1の場面になっています。

キャプチャしたのはシュート直後のところですが、ゴールエリアを出ないところにポジショニングしてます。

ここでの駆け引きとしては、そのままぶち抜いてくるのか、左右どちらかにシュートを放ってくるのか、はたまた上を抜いてくるのか、といった感じでしょう。

あまり前に詰めすぎると抜かれるリスクがあるのと、距離的に上を抜かれる可能性があります。

なので、曽ヶ端選手としては無理に前に出て距離を詰めてません。

おそらく、味方が何とかプレッシャーをかけられそう、というところからも判断して、この間合いで勝負することを選んだのかなと。

結果、イバルボ選手がかなりスピードに乗っていてキックコントロールもそこまで繊細にはいかなかったこともあり、曽ヶ端選手は自分の守備範囲にシュートさせることに成功しました。

イバルボ選手のシュートが精度を欠いた部分は当然あったでしょうが、これは曽ヶ端選手の対応を褒めてしかるべきだったように思います。

学ぶ側としては、「もう少し前に出ていたらどうだったのか…」など、想像を巡らせてシミュレーションしてみることも大事だと思います。

続いてキム・スンギュ選手の場合

キム・スンギュ選手は、曽ヶ端選手とは打って変わってかなり大胆に距離を詰めに言ってます。

コマ送りで見てみましょう。

パスがFWにわたった時点で、けっこう距離があるのにもうゴールエリアから出てます。

で、ここは相手がペナルティエリアに侵入してきたところ。

この後、けっこうすぐシュートを打たれます。

角度が変わった映像ですが、エリアに入ってすぐ、相手はシュートを打ちます。

対するスンギュ選手は、これに対して滑り込みながらスターセーブ※で対応します。
※両手両足を広げてコースをふさぐセービングのこと。☆の形に見えることから名づけられている(たぶん)

そして、左足にシュートを当ててゴールから外しました。

正直、これは出すぎだろう…というのが個人的な所感です。

ただ、スンギュ選手は体も大きいので、あのスピードで迫られたら少なくないプレッシャーは感じたでしょう。

ループシュートを狙うタイミングもあったかと思いますが、それをさせない「何か」を相手が感じていた可能性もあります。

これは相手FWのインタビューも聞いてみたいところです。まあ、追い込まれている新潟ってことで、「ここは外せない」と自分で自分を追い込み過ぎた可能性もありますね。

いずれにしても、スンギュ選手のここでの判断は、「思い切って詰めて相手にプレッシャーをかける」というものだったと言えそうです。

失敗を重ねて身に着ける

この2つのセービングはいずれも1対1の場面です。

こういうときは、いかにシュートコースを限定し、相手にプレッシャーをかけて焦らせることができるかが勝負の分かれ目になるように思います。

今回ベストセーブに取り上げられた二人は、その勝負に勝っています。

一朝一夕に真似することはできないと思うのですが、どのタイミングで飛び出すのか、はたまたステイなのか。周囲の状況はどうなっているのか。考えうるリスクは?

など、メリットデメリットを上げていきながら、あとはトレーニングなどでトライ&エラーを繰り返すのが良いと思います。

間合いの取り方や判断なんてものは、失敗して学んでいくものですしね。

その手前で、こうして他人のプレーを分析して学習することは、必ず役に立つと思うので、現役のGKの方々はやってみることをオススメします。

まとめ

Jリーグがシーズンのうちは、こうして映像が毎週届くんでいいですね。

これ以外にも過去の試合を見直すとか、学習には困らない環境が整っているので、ぜひ活用いただければと思います。

個人的にも、もっと言語化の質があげられるように精進したいと思います。

それでは、本日は以上!

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