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GKのスタメン奪取論:レイソル桐畑の台頭に思う。

GK

Jリーグも残すところあと7節となりました。

例年であれば、こういう終盤で取りこぼす浦和が徳島相手に先制されながらも逆転して勝ちきるなど、いよいよ浦和の優勝が濃厚という情勢になってきました。

悔しいですが、今季の浦和は本当に強いですね。

ひとえに西川補強の賜物だと僕は思っています。

前にも書きましたけど、ビルドアップの精度が雲泥の差ですから。広島がいまひとつ調子が上がってこないのも、西川が抜けたせいですね。

この辺は、今季のJリーグが終わった後に総括してみたいと思ってます。

レイソルのGK起用に動きが

さて、そんなJリーグにあって我らがレイソルはと言いますと、リーグは中々の苦境に立たされ、安定の中位に沈んでおります。派手に負けたり、なんか勝ちきれなかったり。

今季は「VITOLIA」のスローガンが実践レベルにまで落ちてない感じですね。ナビスコは残ってますが、天皇杯も格下に負けたり、冴えない戦いが続いてます。

そんな中にあって、レイソルはGKのところで動きがありました。

菅野に変わって、桐畑がここ3試合連続でスタメンとして起用されています。

きっかけは、菅野の退場

当然、次節出場停止となりますから、桐畑がこのチャンスを「活かした」形になっているんですかね。

桐畑といいますと、世代別代表に選出されたり、ポテンシャルは持っているものの、怪我が多い選手であるが故にここまで菅野に後塵を拝していました。

持ち前の明るい性格でチームのムードメーカーになれる選手で、GKとして後ろから盛り上げられるし、高さも菅野よりもあるので怪我せずにしっかりトレーニングできればもっと早くこうなっていてもおかしくない選手ではあります。

桐畑の選手紹介を見てますと、中々の不遇と言えますね…

怪我でここ数年を棒に振ってます。菅野が中々頑丈だし、反応の早さに関してはJ屈指ということもあってスタメンを奪う目処は正直経ってなかったと言えますね。

何度か菅野の出場停止などで出場機会が巡ってきたことはありましたが、はやり怪我でチャンスをフイにしていた印象が強い選手です。

その桐畑がここ3試合スタメンに名を連ねているのは、ちょっとしたニュースでしょう。

GKは変えにくい

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今のところ桐畑はチャンスを生かしていますが、菅野がこのまま黙っているとも思えないので、レイソルGKには健全な競争環境が整ったかもしれません。

とはいえ、何もないのにGKのスタメンが変わるってあまりありません。アマチュアでもプロでもそこはあまり変わらない気がします。

菅野がレイソルのスタメンになったときは、突然、南からスタメンを奪取しましたが、なんでかわからないと周りが言うほどだったと聞いています。

チームがうまくいっていればいるほど、GKは替えにくいでしょうね。チームにいいリズムをもたらしているのが意外とGKだったりします。また、上手く行っているとき=守備が安定しているとも言えるので、その砦である選手を替えることは中々しないし、できないでしょう。

ポジションが一つしかないがゆえにいじりにくい。GKのスタメン争いはかなり熾烈と言えます。

GKは怪我も退場もしてはならない

だから、個人的にはGKは怪我もしちゃいけないし、退場もしちゃいけないと思うんでですよ。怪我と隣り合わせのポジションですが、身体のケアをしっかりして、何がなんでも怪我は防ぐ。そして、退場なんて愚かなことはしない。

ファール=レッドカードとなりがちなポジションゆえ、そこは冷静さと慎重さが必要です。

ではなぜ、これらのことがNGなのか。

そのGKの立場からのみ語りますが、スタメンを奪うチャンスをライバルに与えることになるからこれに尽きます。

かつて、楢崎がフリューゲルスのスタメンの座を射止めたのも、森が愚かな行為で処分を受けたことがきっかけでした。あれほどの選手ですから、いずれ台頭はしてきたと思いますが、そのタイミングはもっと遅れていてもおかしくはなかったでしょう。

変えにくいポジションだからこそ、安易にそのポジションを空席にしてはならないんです。そこで代わりに出場した選手が圧巻のパフォーマンスを見せてチームを勝利に導いたら、その選手を今度は替えにくくなりますからね。

怪我は不運もありますが、今回の菅野のように遅延行為する必要のないところでイエローもらうとか、絶対にダメなんです。チームにいい影響も与えないしね。

菅野からしたら、今の状況はもしかしたら想定外かもしれませんね。。健全な競争が生まれてなによりです。

まとめ:スタメンでいつづけるために

GKとして成長していくためには経験が必要です。経験を得るためにはゲームに出続ける必要があります。たった一つの椅子です。何がなんでも死守しないといけません。

GKは寿命が長いイメージありますが、それは経験で守れるからです。ですが、寿命の長い選手はスタメンとして経験を積み続けた人だけです。出場機会の選手は、プロの世界ではやはり淘汰されていってしまう。厳しい世界ですよね。。

ハードなトレーニングをして怪我に強くなる。判断力を磨いて安易なファールをしないようにするというのは、チームに貢献する意味合いの他に、自分がスタメンで居続けるために非常に重要なことなんです。

プロなら多少金つんでも自前でトレーナーやメンタル面のコーチつけてもいいと思いますね。

 icon-arrow-circle-o-right 追記

このエントリを書いて、シーズンが終了した後、レイソル番記者の鈴木氏のコラムで菅野が実は怪我だったということが書かれていました。

そういった事情もあって、桐畑を起用し続けたようです。

しかし、最終的に7連勝フィニッシュを飾り、チームを4位でACLプレーオフに導いた桐畑の活躍は評価されてしかるべきことでしょう。

かつては世代別代表にも名を連ねた桐畑ですから、2015シーズンは稲田とともにもっともっと菅野のポジションを脅かしてくれることでしょう。

期待値は高まるばかりです。

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