天皇杯敗退のショックが冷めやらぬうちに、衝撃をもって伝えられたこのニュース。。
工藤 壮人選手 バンクーバー・ホワイトキャップスへの移籍合意
( ゚д゚)ポカーン
(;・∀・)ハッ?
゚(∀) ゚ エッ?
ギャアァァァァ━━━━━━(゚Д゚|||)━━━━━━!!!!!!
という感情の遷移を多くのサポーターが経験したと思われます。
その後のツイッター上の柏クラスタTLはお通夜状態…
現地に行っていた人によれば、クリスに加えてチャンスも退団ぽいようなツイートがあり、ユニを投げ入れている画像が。
もう決定的じゃんて思ってたら今朝ニュースで全北って報道でてましたね。
で、これですよ。
エース工藤のMLSという想定外すぎる斜め上の移籍。
泣きっ面にスズメバチが大群で押し寄せる私たち柏サポのライフはすでに0でございます。。
工藤と私
という誰のメリットにもならない話をちょっと。
初めて見た試合
工藤を初めて試合で見たのは2009年の事実上の降格が決まった山形戦。
それまでJリーグから離れていた僕は、なぜかあの試合を見に行ったんですよね。
そしたら工藤が途中から出てきたんです。それが彼のデビュー戦だったかどうかはわからないけども。
その試合ですごく印象に残っているのが、ラインを割りそうなボールに食らいついてスライディングして、クロスまで持って行ったシーン。
後にも先にもその試合におけるレイソルの見せ場はあれだけだった。
それが僕の眼の前で起こって、「あ、この選手伸びそうだな」って思ったのが最初の印象でした。
それからです。Jリーグをまた見に行くようになったの。
工藤を見に行ってたって言っても過言ではないくらい、僕にとってはなんかちょっと思い入れの選手となりましたね。
工藤ちゃん10点ねって思って入れた諭吉
2011年の震災の時、柏駅前でレイソルの選手も募金活動してました。
その際、いろんな選手が声をかけている中で、あまり柏駅にはいかない僕がたまたま行く日に、まあ偶然工藤が活動を行う日が当たってたんです。
で、彼を見つけたのでそこに募金しようと。
僕が入れたのは1万円。
額が額だったから、工藤もすっごい驚いた様子で「ありがとうございます!」って言ってくれたのが印象に残ってます。
内心「工藤ちゃん、今シーズン10点分ね」って思ってほくそ笑んでましたけど。
そしたら、カップ戦も入れてシーズン10点は取ってくれました。
今となってはその時会話しとけばよかったって思います。
まあ、この2つの話は工藤選手自身、知る由もなければ覚えてもいないと思いますけどねw
個人の意思は組織や他人の都合に優先する
かねてから「海外志向」の話は聞いてましたから、「いつか話が来ればあるかもな」とは思ってましたとも。
で、それが今回のタイミングだったと。
25歳って選手として決して若いってわけではないですからね。最初で最後の挑戦になるだろうと思ったのかもしれません。
これは僕個人の考えですけど、普段組織人として働いているからこそ思うんです。
個人の意思は組織の都合とか他人の都合に絶対に優先するもんだって。
「どうしてもやってみたい、挑戦してみたい」っていう人の意思を、他人が止めることなどできない。
「柏の9番がー」とか、完全に「サポーターの都合」であって一体何の十字架なんだと。
そんなものは横において思う存分やってくればいいのさ。
あわよくば、柏の代表たる気持ちを持って、柏の名に恥じない活躍をしようと静かに誓ってくれていたら嬉しいとは思うけどね。
一つ小言を言わせてもらうとすれば、「移籍金0はきついぜ…」てことは一応言っておくw
応援するもしないも自分で決めればよろしい
柏サポーターにおかれましては、様々な思いを抱えていると思います。
今回の移籍は工藤本人も散々悩んだに違いないんです。熊本方面にも相談しただろうし、酒井にも相談したかもしれない。
それで決断したのであれば、それは尊重されてしかるべきかなと僕は思うのです。
ただ、今回の移籍で「工藤を応援できない」という人の気持ちもわからなくはないです。
だから、MLSでの活躍を応援できないとしても、それもまた自由に決めればいいことだと思います。
吉田監督退任の影響に関する推測
ちょっとはあるのかもしれませんが、今回の移籍に際して吉田監督の退任による影響が一番ではないと思います。
吉田監督の不可解な解任による…とかの報道のされ方もしてますが、メディアがクラブ内を引っ掻き回してぶっ壊そうする動きに動揺する必要はないかなと。
どうせ、出し抜かれたところがほとんどなんだし、考えやすいことを並べているだけでしょう。
チームが本当にバラバラだというのなら、今回のオファーがなければ彼は残ったに違いないでしょうしね。
根拠?
ない。
ただ、クラブは今後をどうするの?
とはいえ、今回のことでチーム内に動揺があることは確かでしょうし、この後のクラブ運営どうしていくの?というのは当然のツッコミどころです。
育成路線を継続するとは言ってましたが、それをそのまま受け取ることもまあ難しい。
吉田監督解任に対しては肯定派ではありますが、信奉者も多かったようなので選手の流出とかすごく心配です。
すごくね。
今回、舵を取り直すことになりますが、ユースからの一貫したサッカーというコンセプトはそのままにどのようにクラブを作っていくのか、レイソル関係のみならず、結構な厳しい目で注目されることになると思うのです。
広報部分の改善はかなり目を見張るものがありましたので、クラブ経営という根幹部分に関しても選手ともきっちりと話をし、しっかりとビジョンを示してほしいと願うばかりです。
最後に工藤選手へ
話を戻しますが最後に工藤選手。
前述した通り、あなたは僕に再度Jリーグの面白さを示してくれた特別な選手であり、恩人とも感じています。
本当にありがとう。
その選手がレイソルを離れるというのは、理性とは裏腹にやっぱり寂しい。
それが正直なところです。
ただ、もう決まったこと。
あなたは「自分には特長らしい特長がない」と言ってまして、それは確かにそうなのかもしれませんが、年間通して10点が計算できる選手というのはなかなかいるもんじゃありません。
レイソルで培った「なんか点取る」という最高の特長をアメリカに示し「KUDO」の名を全米に轟かせてやってください。
ドログバがなんぼのもんじゃいと。
エキセントリックな活躍を期待してますよ!
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