どうも、僕です。
おひさしぶりです。
このところ生活リズムがおかしなことになってまして、リズムを作るのって本当に大事なんだなと痛感してます。
そうこうしているうちに1stステージが終了し、2stが始まってしまいました。
レイソルは降格街道をひた走るかのような低迷っぷりで、「自分たちのサッカー」なんてものはクソだと、いらないと確信を深めております。個人的には。
桐畑の活躍は素晴らしかった
そんな中で2stの開幕戦で菅野がトラブって以来、2節、3節とスタメンに名を連ねた桐畑隊長が大仕事をやってのけています。
第2節のマリノス戦
まずはマリノス戦のハイライトを見てみましょう。
この試合、ディフェンスのザルっぷりは目を覆いたくなるばかりですが、結果的に失点0で終えることができ、勝ち点3を得ることができたのは桐畑のおかげでしかありません。
桐畑以外のGKだったらやばかった可能性があります。
それくらい当たりに当たっていました。
個人的に特に素晴らしいと思ったのが、後半に藤本?のシュートを止めた場面。
トラップした後のシュートの打ち際に勇敢に飛び込んでシュートを見事に止めてみせました。
この対応は本当に「これしかない」という止め方です。
・出るという判断
・出るタイミング
・飛び込むスピード
どれもがバッチリ噛み合って見事なセービングでした。
第3節のフロンターレ戦
そして2試合連続のスタメンとなったフロンターレ戦でのパフォーマンスもかなりのクオリティでした。
ハイライトがこちらです。桐畑スーパーセーブ集みたいなハイライトです。
「神様、仏様、桐畑様」という言葉がぴったりの大活躍でございます。
打っても打っても入らないからフロンターレとしては「レイソルというより桐畑に負けた」という気分なのではないでしょうか。
個人的にすげーなって思ったのが前半に大久保のトーキックぎみのシュートを止めた場面。
・クロスに合わせて横のポジションを修正
・トラップ際に寄せて縦のポジションを修正
・シュートの時に止まる
・超反応して触る
これだけの動きを2秒〜3秒くらいの間にやっているわけです。
しかも、大久保はトーキックぎみにシュートを打っていると思われます。
トーのシュートはGKからするとタイミングが読みにくいんです。
反応すること自体が難しいし、反応できても遅れる傾向があるんですがこれはドンピシャ。
「素晴らしい」の一言です。
なぜ桐畑は好調なのか
今期の開幕は怪我で出遅れたっぽい桐畑は、約7ヶ月ぶりくらいのゲームに臨んでいるわけですが、試合勘もちょっと鈍っているであろうにもかかわらずなぜここまで活躍できるのか。
ちょっと妄想してみようと思います。
妄想1 昨年の10試合で相当自信を深めた
昨年のレイソルは最後に怒涛の7連勝を記録して4位に滑り込みました。
その連勝を支えたのが、やはり菅野がトラブってスタメン出場していた桐畑でした。
最後の10試合を桐畑が守ったわけですが、彼の活躍なくして7連勝はあり得ませんでした。
この期間でおそらくキャリアハイと言えるくらいの活躍をしたことでかなりの自信を得たと思われます。
ネルシーニョにも何か言われたんでしょうね。
J1の舞台でも「やれる」という自信を持てるとプレーにも思い切りが出てきて、結果いいパフォーマンスにつながるという好循環が生まれる。
今はそのサイクルができているんだと思います。
妄想2 松本コーチ有能
レイソルは今期から吉田達磨体制になり、GKコーチも久しぶりに日本人の松本さんが務めています。
おそらく、このコーチが有能なんでしょう。
というのも、怪我する前の菅野も今期は非常に良くて、ミスらしいミスはしていません。
失点がかさんでいるのはチームとしてどうにかなっているっていうことがほとんどで、菅野に救われた場面はけっこうあった。
そして、桐畑にしてもこれだけのパフォーマンスが2試合続いているのを考えると、GKコーチが有能なんだろうなという結論に達するわけです。
菅野にしても桐畑にしても課題のあぶり出しとそれに対する対処っていうのが的確なんじゃないかな?って思うんですよね。
ここまで見ていると。
桐畑は飛び出しの判断が特に課題かな?とか上から目線で思ってたんですが、それがこの2試合はウィークポイントになっていない。
それどころか思い切りそこで完璧に止めきっているので。
しばらくは桐畑スタメンでよろしく
セカンドGKの位置づけは非常に難しいです。
なかなか試合に出ることは叶いません。レギュラーGKがよほどのヘマをするか、今回の菅野みたいに怪我をするか、累積の関係で出場するか、いずれにしてもチャンスはそう多くありません。
そんな状況でもいつ出てもいい準備をしていないといけない。
これはいうほど簡単なことではないです。
桐畑の場合は、試合に出るための準備をトレーニングときから高いレベルでできているのだと思います。
セカンドGKがこれだけのクオリティを見せてくれているっていうのは本当に心強いことです。
個人的には、桐畑は昨年以来類稀な「勝ち運」も持っていると思うので、しばらくはこのままスタメンで起用してほしいです。
パフォーマンスもノッてますから、いい流れを止めることもないでしょう。むしろ止めちゃダメ。
それでも控えには菅野ですからね。
まとめ
怪我の多さもあってなかなか陽の目をみなかった桐畑ですが、今のクオリティが確変ではなくて「実力」によるものなのだとしたら、このままスタメン定着するかもしれませんね。
おそらく稲田や三浦もこの感じだといい準備できてんじゃないか?って思える今のレイソルGK陣。
降格の危機はまだ脱してませんが、GKの活躍でチームを上に押し上げてほしいところです。
そういうわけで、今後も当ブログでは桐畑選手の動向を好意的に追っていきたいと思います。
今回は以上!
コメント
いつも興味深く読ませていただいてます。
私も桐畑先発でいいと思います。
菅野より高さがあるんでゾーンで守る時にCBがやりやすそうかな、と。
クロス対応時、GKに任せられるエリアが菅野より広い。
一応CBとボランチ経験者なので、GKよりもCBよりの視点で見てしまう傾向があるとは思いますが。
先日、GKの平均走行距離をランキングで出しているサイトを見ました。
レイソルの菅野が最下位、川崎Fの西部がその上という順。
ポゼッション志向の両チームのGKが下位トップ2である事に驚いた次第です。イメージ的にDFラインの裏のスペースのケアだったり、ビルドアップに参加したりと他のチームのGKより運動量が上がると思っていました。でも実際は間逆。この事についてどう考えておられますか?レイソルがチームとしてGKをどう使いたいのか、試合を観ていても今一つピンとこないのです。ここが改善されればもっと選手間の距離もコンパクトになりますし、ビルドアップが上手くいく様に思うのですが。
コメントありがとうございます。
今期に関して言えば、菅野もかなりの安定感を持っているとは思ってたんです。
ミスによる失点はないので。
高さのところはチームメイトからしたらあるかもしれないですね。
僕も身長が低いので現役のときはよく言われました。
ただ、今のレイソル場合はチームとして守備をどう考えるのか…が
むしろ課題だよなと思ってみてます。
走行距離については、そのサイトのURLを教えていただいてもよろしいですか?
トップの選手とどれくらい差があるんでしょうかね?
走ればいいというものもないですが、DFラインが当初は高かったですが、
ズルズル下がってるのかもしれないですね。
最近はむしろ縦ポンに近いことやってるので、GK交えたビルドアップの場面とか
見ませんし。フロンターレについてはちゃんと見てないのでなんとも言えない
ですが、特別DFラインが高いわけでもなかったですよね。
この前対戦したときは…ですが。
GKの走行距離に関しては、鳥栖の林選手のこの記事が興味深いですね。
http://number.bunshun.jp/articles/-/822967
確かに、菅野や桐畑が自陣の高い位置までFK蹴っているわけではないですから、
こういうところも着目ポイントにはなりそうです。
確かに「走ればいい」というものではないですよね。
最近は以前ほど組み立てに固執していないというか、組み立て自体が出来ていないというか…
ボールをサイドに追いやられて無理矢理なロングボールを縦に送っているだけという印象です。
こういう状況の中ではやはりGKの運動量も限られてくるかもしれません。
これではセカンドボールの奪取も難しいです。
ここ2試合勝利してはおりますが、今のままでは今後厳しくなるでしょうね。
私が見たのはJ3+というサイトです。
http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/blog-entry-5726.html
逆に「試合中にあまり走っていないJリーガー」は誰なのか?
というエントリーですね。
トップレベルは5キロ台です。ちなみに3キロ台は最下位の菅野のみでした。