最初に言い訳しときます。
僕は正解が何かはわかってません。ただ、とりあえず目に見えている範囲の「違い」を自分なりに考察してみようと思ってパチパチしております。
なんのことだって?
これです。
カミンスキーの練習動画について
今日のカミンスキー練習動画アップしました
https://t.co/vmFrcs7jTl— マリーシア (@jubilista_10) 2016年3月22日
ジュビロサポの方だと思うのですが、志村選手とカミンスキー選手のGK練習の動画です。
これに関して今日になって「らいかーると」さんがこんなことをおっしゃっている。。
さきほどの動画を見て違いがわからぬ人は、キーパーについてああだこうだいうのはやめましょう。現役のキーパーで頭が?マークの人は、キーパーコーチに聞いてください。そばにいなければ、探してください。
— らいかーると (@qwertyuiiopasd) 2016年3月25日
僕はGKコーチでもなんでもございませんが、習ったこと一切ないけど自分でやってて勉強とかしてるの最近というキャリア浅い人間です。
しかしこのように「GKブログ」なるものを作っている人間ですのでここは恐れずにコメントしてみようと思った次第。
なお、冒頭に申し上げたように正解かどうかはわからない。
ぜひ突っ込みください。勉強したいんで。
ポジショニングの違い
まず、パッと見てすぐにわかるのは2人の立つ位置です。
これが志村選手
で、これがカミンスキー選手
約1歩分くらいですかね、カミンスキー選手の方が前にポジションを取ってます。
余談ですが、チームのプロフィールだと志村選手は186cmもあるんですね。
カミンスキー選手が191cmあるからでしょうか、失礼ながら志村選手が小さく見えますw
これがなんだ
で、だからなんだって話なのですが、これをキッカーの名波監督がわに立ってみると、おそらくボール一個から2個分くらいカミンスキーの方がゴールが狭くなってるはずなんです。
正面からのキックですから左右にコースこそありますが、狙えるポイントは狭い。
*最後に決められてますが、あんなの誰が守ったって決まるわww
で、これはカミンスキー選手は意図的にやっているはずです。
タッパもありますから多少前に出たところで上を抜かれることはまずないですし。
ポジションを前に取るメリットとしては2つ。
1)キッカーから見てゴールが狭くできる
2)遠くに飛ばなくてもコースに入れる
1)については前述の通り。
で、2)についてはコースがあらかじめ狭くなってますから、ボール1個から2個分、遠くに飛ぶ必要がなくなります。
しかも、カミンスキー選手は手も長いからなおのことセービングで届く範囲が大きくなります。
なので、多少外から巻いてくるボールでもセービングでコースに入れる可能性が高まるというわけです。
さらに、カミンスキー選手は名波監督がボールを蹴る前にさらに2歩前に詰めてコースを狭めに行ってますね。
これのデメリットは?
しかし、これにはデメリットもあるにはあって、「反応の速さはより必要になってくる」ことが挙げられます。
キッカーとの距離が短くなるわけですからボールが飛び始めてから自分が反応するまでのスピードはより早くしなければなりません。
ただ、これをやるだけの自信があるのと、それが当たり前になっててもはや意識してない気がしますこれ。
プレジャンプをどう考えるか
もう一つ細かい違いがあるのがプレジャンプです。
違いとしては志村選手がその場で細くジャンプするのに対し、カミンスキー選手は前に詰めながらの流れで両足を揃えるためにやってるという点。
プレジャンプする場合、タイミングがずれると反応の遅れを招きますので、近年は賛否両論のあるプレーではあります。
なのでここの争点の一つは「タイミングがどっちのほうが取りやすいか」が挙げられると思うのですが、僕はこれもやはりカミンスキーの方かなと思います。
これは感覚的なところも多分にありますけども、カミンスキーの場合「ジャンプ」というより単純に「揃えている」ように見えるのでジャンプしてる最中に蹴られるということが少なそうだなと。
やれって言われると難しいものなんですけどね。
まとめ
カミンスキー選手は、こないだの福岡戦でもなんかスーパーなプレーを見せていましたし、レイソル戦でも活躍されました。
このレベルでポーランド代表になれないというのだからなんというGK大国なんだよポーランド…
志村選手はまだ若いし高さもありますから、カミンスキー選手からこの1年でいろいろと吸収して、あわよくばチームのスタメン、厳しければ出場機会を求めるなどして成長してほしいですね。
コメント