へぼいも恐れ入ります。亀田です。
アギーレ監督の契約解除に個人的には残念な思いが隠しきれないのですが、そのアギーレを追い込んで「オレたちの勝利!」とばかりに酔いしれるコラムを恥じらいもなく出しているメディア様がございまして、炭酸水を鼻から吸い込んで死にかけました。
かのギレン・ザビ氏の名台詞「あえて言おう…」のその先の言葉がのどからでかかっておりますのは私だけではないはず。
日本のメディア様におかれましては、さらに協会の体質を問うという渾身のギャグを披露しており、電車の交通広告でおなじみのギャグの神様であらせられる「深○東○」先生も脱帽でございましょう。
しかしながら、ご自身の後ろに「ブーメラン」という昔なつかしのおもちゃが飛んできております故、お気をつけいただけますと幸いです。それも、中々に巨大でございます。
このようなことを申し上げては「ポイズン」との思いを強くされるかもしれませんが、私も弱小ながらブログで発信する「メディア」の一員でございまして、見過ごすことは出来かねますゆえ申し上げ奉った次第。
もう購入することはございませんので「最後の諌言」ということでお許しいただけますと幸いです。なお、過去に購入したこともないのではございますが。
レアル対セビージャでおきた事故
さて、先日Twitterのフォロワーの方からシェアいただいた動画について個人的な分析を展開していこうと思います。
先日のレアル・マドリード対セビージャの試合において、レアルFWのベンゼマとセビージャのGKベトが交錯。GKは負傷退場したというシーンがありました。
動画がこちらです。
前にFC東京の権田がG大阪のパトリック、丹羽と交錯した場面を思い出します… 当ブログでもとりあげました。
とにもかくにもベトの早期復帰を祈るばかりです。
ゴールキーパーはどうしても相手と交錯するシーンが試合を通じて何度かは出てきてしまいます。「キーパーチャージ」の概念がなくなって久しいですが、これはルールで防げるものでもありません。
お互いに必死ですから、これからも一定数おきてしまうと思う。見たくないけど…
GKの動きが不可解
とはいえ、この場面のGKの動きがちょっと不可解だなとは思ったので、その点を書いてみます。
一言で言ってしまうと「出てくるのが遅い」ということなのですが、遅さが今まで見てきたことがない種類のものなんですよね。。
よく見ると、セビージャのGKベトはベンゼマが突っ込んでくるまでゴールにほぼ張り付いたまま。出てくるのは本当に最後の最後です。遅いとか以前の問題です。
ベンゼマからしても「え?出てこないの??」という感じだったように思います。ちょっとスピード落としてから「しめた!」という感じで再加速しているように見えます。
GKが何を考えたのか妄想
正直、「わからないなあ…」というのが感想ではあるんですが、いくつかGKが「考えたかもしれないこと」はあります。
①そもそも判断ミスなのでは…?
客観的に見て、ベンゼマへのボールが入った瞬間に、例えばノイアーだったら飛び出してキャッチしてると思うし、ノイアーでなくてもそうすると思う。
その時点で「判断ミスがあった」とは言えると思うのですが、ベンゼマが飛び込んでくるのが目に入ったかなんかで、「先に触れなかったら…」という考えがよぎったのか。
あるいは、画面で見えないところで誰かが走ってくるように感じたか。
少なくとも「自分の前で触られる」ことを恐れて前に出られなかったんじゃないかと思うんですね。ぼくもそういう類いのチキン系判断ミスをすることはありますし…
②ボールが思ったより伸びてこなかった
①の感情があった上で、ですが、ワンバウンド目がもっと伸びてきたら前に出ていたかもしれない。
だけど、思ったよりブレーキがかかって慌ててしまった。
気づいたときにはベンゼマが走ってきていてさらに慌てて飛び出して激突…
③ポジショニングがおかしい
これは先ほどの繰り返しです。
そもそものポジションが本当におかしい。あまりに低すぎるというか「PKかよ!」というくらいゴールに張り付いています。
もう1歩か2歩前で構えないか?と思える。
クロスを上げてきた選手にロングシュートの精度が高いという情報でも入っていたんだろうか。
いやしかしそれでも低い…
この場面を見たときに、ぼくは「GKに何かトラブルでもおきていたんじゃないか?」と思ったくらいです。不思議というより本当に不可解だったんで。
この場面、GK出身の読者様はどう思いますか??
こういうことはやっぱり起こりえる
誤解して欲しくないのですが、「自業自得」ということが言いたいのではありません。
避けることができたんじゃないか…という思いはあるものの、フィールドでは色々な考えや思惑が交差しています。駆け引きが絶えずされているちょっと異常な環境下でプレーしてます。
だから、たまに判断ミスをしてしまうことはあるでしょうし、それが元で怪我につながるような事故になることは悲しいかな起こりえます。
映像見る限り、ベンゼマにも悪意はないようにみえます。衝突直前に足を引いているようにも見えますし。
「いや、そのタイミングとスピードで跳ぶなよ…」というのはGKベトが思った本音だろうし、結果的に膝が入ってはしまったけどね…
ただ、お互いに全力を尽くして戦っていますし仕方ないところではある。
まとめ
こういうのを見ると、自分でやっておきながら「本当にGKって怖いポジションだな」って思わされます。
1つの判断ミスで失点や自分自身の怪我につながってしまうことだってある。
ただ、それを差し引いてもGKというのはやりがいがあって魅力的なポジションなんだ、ということをこれからお伝えしていければ…と思う次第。
この話だけだったら「いや、見る分にはいいけどやりたくねーし…」っていう人が増えるだけのような気がするしw
とりあえず、冒頭にも述べた通りセビージャGKベトの一日でも早い回復を祈ります。
今回は以上!
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