オーストラリア戦における川島のプレーについて

オーストラリア戦における川島のプレーについて

すっかり寒くなりまして、私は暖房つけてしまっております。。

外出するときはコートです。寒がりなんです。

さて、先ほど終了したキリンチャレンジカップのオーストラリア戦。川島がスタメンってことで試合前から疑問の声がTwitterのTLをにぎわせておりましたね。

すっかりサポーターの評価はがた落ちの川島ですが、本日の出来としてはどうだったでしょうか。

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今日のハイライト場面

ぼく個人としてはここ最近の川島のパフォーマンスがちょっと不安を感じるものだったわりに、今日は比較的良かったのではないか、と思っています。

取り上げやすいハイライトとしては以下の場面でしょうか。

①前半:ヘディングをセービング
②後半:ヘディングクリア
③とんだ後の立ち上がってボールをキャッチしたところ
④失点場面

③については、TL上でもGK経験者以外は指摘もしてなかったわかりにくい場面でしたが、あれは地味にいいプレーだったんですよね。後述します。

①前半:ヘディングをセービング

この場面、意見が割れてました。

大きい分け方としてはこんな感じ。

A.キャッチしろよ。出来ないならパンチしてはっきりクリアしろ。
B.そもそも飛ぶ必要あったのか
C.ナイスセーブ

もっとも多かったのはAですかね。

川島の場合セービングすると「大げさ」に映るみたいですね。GKの技術の中には「フィスティング」「ディフレクティング」と言いまして、手のひらや指で軌道をかえるスキルがあります。

川島が行ったのはこれの一種でして、あの場面でパンチにいくGKはほぼ皆無でしょう。

セービングでパンチングするってのは、ボールの横を確実に弾く必要があるという点でかなりリスクなんですよ。からぶったら入っちゃうからね。手がボールの正面に入れられるあの形が飛んだ以上はベターでした。

また、空中のセービングでキャッチするっていうのは、思った以上に難しいことでございまして、着地の瞬間にこぼすこともあります。「はじく」と一度決めて飛んでいると思われますので、それをキャッチに切り替えるというのも中々難しい。これは体験してみないとわからんかもしれない。

そもそも飛ぶ必要があったかっていうところは考慮の余地はあるかと思います。

クロスを上げられたとき(厳密には上げられる前)のポジションと、とぶタイミングのところですかね。

実際、見た目以上に川島に到達するまでの時間は短いので、「飛ぶの早い」と指摘することは簡単ではあるものの、飛ばずに間に合うか…というのも、個人的には川島がなぜ飛ぶ判断をしたのか、というのは彼の視点でもって聞いてみたいところです。

個人的に、あのセービングは失点していないという点においてベターではあったと思う。よりよいクオリティのための反省とトレーニングは必要ですがね。

②前半:ヘディングクリア

これはいい判断だったのではないでしょうか。距離も稼ぎましたし。相手のところにボールが行ってしまって、ノープレスだったら蹴られて入っていたかも。

ただ、タイミング的にはかなりギリギリだったので、タッチラインに逃げるのは厳しかったでしょう。

改善点があるとすれば、スタートの位置をもっと前に構えていても良かったかもしれない。ただし、プロの場合はハーフラインからのロングシュートもあるので前に出てればいいってものでもない。

ここのバランスを見極めることは重要なところです。アマチュアならもっと前でいいのは確か。ほぼ飛んでこないから。

③飛んだ後の立ち上がってボールをキャッチしたところ

相手がシュートを打って、日本のDFがスライディングでブロック。その際、川島は反応して倒れていました。そのブロックしたボールが上に高く上がっていたんですが、川島は素早く立ち上がって冷静にキャッチしました。

この場面、非常に落ち着いて対応したと思いましたね。結構慌てちゃうんですよ。「やっべ、相手来てるw」みたいな感じで。

仮にシュートがDFのまたを抜けていてもしっかりポジションとって反応していたし、そのあと素早く切り替えたっていうのはさすがだなって思いました。

この場面で川島を褒めていたのは基本的にGK経験者だけでしたね…

「普通」に見えるんでしょうね、ええ。

④失点場面

この場面、失点後の川島のリアクションもあってやり玉に上がってるところもありました。

・コーチングしてないのが悪い
・川島がボールウォッチャー化してる
・ポジショニングの準備ができてない

などなど。

この指摘ですが、GK単体で考えれば確かに成り立ちます。ケーヒルがひたすらフリーだったので、しっかりと寄せさせる。クロスを上げる選手へのプレスももう1歩、2歩厳しく寄せさせる。

川島自身、ケーヒルの位置をしっかりと確認し、ポジションを修正する。

いくつか改善点があるのは事実かも知れませんね。

だが、ケーヒルにこれだけやられている日本ですから、チームの約束としてああいう場面でケーヒルをフリーにしないという共通意識はあったはず。コーチングが機能しにくい大歓声でもあるので、目と頭だって付いてるわけだからフィールドプレーヤーだってあそこはGKの指示なしでも寄せてないといけないでしょう。

ポジションについても、一概に悪かったかというと考えものでして、クロッサーへの寄せが甘かったんで、ちょっと中に入ったり、前にポジションとったりしたら直接ゴール狙われます。

ぼくはやられたことある。

川島のポジションはそれを意識したものでした。
※動画を見直したら、確かに後ろすぎる印象はありました。

確かにケーヒルの位置を把握はして無かったふしがあります。

ただし、ケーヒル自身が語っていたように駆け引きして視界から消えるくらいのことをやる。ボールウォッチャーと言いますが、GKがあの場面でボールから目を切ることはできません。従って、蹴られる前におおよその位置を確認すべきだったという指摘なら成り立つのかなと。

一瞬首を振ってケーヒルの位置は把握しつつも、基本はボールから目は切れないと思う。また、クロス対応やセービングへの臨戦態勢をとったら、コーチングだってけっこう難しいものなんです。

止めることに意識を集中させないといけませんから。あのスピーディな展開の中で一瞬でいろんな判断と声かけからなにからやってられません。だからチームとして戦術を練るし共通意識も握っておく。

失点後のリアクションはそういうこともあったはず。ケーヒルをあんなにドフリーにするのはやっぱDFにだって反省して欲しいわけです。川島自身、試合が終われば自分自身の反省はするでしょう。

試合中にGKが「すまん」なんて言ったらダメですからね。試合中は嘘でも「砦」として堂々としてないといかんので。

つーわけであれだけDFが油断してたらノイアーだって止まったかどうかわからんと思うよ、あの失点に関してはね。「だからそれをコーチングで…」ってなるんでしょうけど。

※とはいえ、検証材料としては面白いので後日ここだけ切り取ってブログにしてみます。

GKの立場から言いたいこと

GKやGK経験者がこういうこと言うと「言い訳」として聞き入れられないところがあります。

GKが反省してないわけなんてなくて、全ての失点に対して全責任を自分に科しているし、失点場面はどうすれば自分ひとりでも止められたかなんてことは死ぬほど考えるし、トレーニングだってする。

その一方でチームスポーツでもあるわけで、連携して守備を構築しないとやられるときはやられます。

「GK止めてよ」って思ってしまうのはわかるんですが、失点を減らすことを考えるときはDF側の問題点だってしっかり指摘しなければ問題は先送りされ、同じ失点をきっと繰り返します。

コーチングやポジショニングひとつで解決することじゃないですよあの失点は。

味方との連携のなかでとるポジションだってあるわけですから。

まとめ

ちょっと熱くなってしまいましたが、あまりに川島に対して「不当」な評価が目立ったんでGKの「言い訳」ではなくて「言い分」を書いてみました。

今までが悪かったことと、今日の評価はきちんとわけで評価してほしいと思います。

結果的に勝利にも貢献したわけで、この記事みたいに採点が「5.5」なんてのは言いたいだけだと思っちゃうわけですよ。フィードの精度って、たぶんバックパスの処理のことを言ってたんだと思いますけどね。

とはいえ、だからって5.5ってのは過小評価でしょうよと。

ぼくはそう思うのでありますよ。

 

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