PKをストップする確率をあげる<スキル編>

GK

本当に外が寒くなりましたね。すっかり冬です。

昔、サッカーは「ウィンタースポーツ」とかいう都市伝説もありましたが、やってて足が痛いから冬にやるのはあまりお勧めできません。

かといって夏もどうかと思いますが。

やっぱりやるなら冬ですかね。単純にヨーロッパのシーズンが冬を越すからウィンタースポーツって言われたんじゃないかと夢想します。

さて、これの前のエントリで「PKをストップする確率をあげる<メンタル編>」をお届けしました。観戦するだけというのなら別にいらない情報なのですが、実際にプレーされるかたに置かれましては、ぜひご一読いただくことをお勧め致します。

これから書いていくこととセットで実践して初めて成立しますので。

スキルを支えるもの

しつこいようですが、前回のエントリで協調した心を整えることが、これからお話するスキルを支える基盤になります。

もういい加減本題に入れよ!とお思いかもしれませんが、これで終わるならわざわざ章立てしたりしません。

もう一つ大事なことがあります。

それは、ズバリ「情報収集」です。

「なんだそんなことかよ」と思うかもしれませんが、これは非常に大事です。

ではいったいどんな情報を収集するのかというと、プレータイム中の相手のプレースタイルや言動を観察して頭に入れておくのです。特に相手のキャプテンと司令塔、FWのエースを思われる選手。10番とかね。

というのも、この3人はPKになった場合、蹴ってくる確率が高いと思われるからです。

裏をかいてくるのが好きそうなら、PKでも大抵同じです。逆を突いたり「あっ!」と思わせることが好きだから、逆を突いておちょくりたい。傾向としてあまり強いボールを蹴ってこないことが多いです。裏を返せば、こっちが読み返せればと止められる可能性がある。

突貫小僧系だったらどうでしょうか?ぼくは「打ち込んでくる可能性が高い」と踏んでいます。

つまりスピードこそ速いもののコースが甘くなる可能性が出てきます。どんぴしゃで飛ぶことができればセーブできる可能性は高まると言えないでしょうか。

こうしてプレー中のスタイルはPKにもどこかあらわれてきます。

例えばバロテッリはPKが柔らかいことが多いですが、あの方、見た目やシュートのゴリゴリ具合に騙されそうになりますが、それ以外のプレーは意外と裏をかいたりやわらかいタッチでポストプレーしたりしますので、そういうとこも見ておくと良いです。

PKを止める確率を上げる方法論

さて、では本題に行ってみましょう。ここでは2つに場合分けしてお伝えします。

パターンA

まず、こちらの図をご覧ください。

キッカーであるレイ君がボールに対してほぼ正面のところで助走をとりました。言い忘れましたが、今はレイ君は「右きき」と仮定しますね。

このとき、あなたならどちらに飛びますか?

質問を変えましょう。

「キッカーにとって蹴りにくい方向はどっちでしょうか?」

よほどの変態でない限り、この位置に立ったときに蹴りにくいのは「A」の方向です。

「そうか!だから飛ぶのはBですね!」

と思ったあなたは心がきれいな素直な方だと思います。

そう、正解は「Aの方向に飛ぶ」です。なぜか?蹴りにくいからです。

意味わかりませんね。つまりこういうこと。キッカーは助走の角度でキーパーにフェイントをかけようとしているわけです。あからさまにこの助走を取った場合はおそらく目線もB方向にやってるはずです。これもフェイントですね。

キッカーにとって難しい動作ですから、コースが甘くなることが多々あるのと、キックの種類はインサイドになる場合がほとんど。従って強いボールはそうそう来ないのでコースとタイミングが合えばまず止まります。

パターンB

では、次。こちらの図をご覧ください。

 

今度はかなり角度をつけたところにレイ君が陣取ってます。

もうお分かりかと思いますが、この場合、蹴りにくいのは大多数の人にとってはB方向。

つまり、Bの方向に蹴ってくる可能性が高いということです。

この2つのパターンの大体の確度の目安としては50度くらいでしょうか。50度以下だったらB。51度以上だったらAという感じ。この2つの助走角度が「セオリー」として一つの基準になってくれます。

例外はあるし、先に動くのはNGだよ

非常にシンプルですが、ぼくがPKになったときに見てるのはまずこの助走の角度です。次に相手の目線、そして助走してくるコース。そして、インプレー中に観察して仕入れた情報。

上記の2パターンを「セオリー」として意識しつつ、観察と情報でもってコースを決めます。

当然、例外もあるわけで、セオリーが100%なんてことはありません。このセオリーだけでもただの勘より止まる確率は高まりますが、その確度をもっと高めるためには観察と情報に基づいた判断も必要です。

わかりやすい例外は目線です。大体の選手が見てる方とは逆に蹴りますね。露骨であればあるほどに。人間の心理として見てる方向には蹴りにくいし、もっと単純に考えるとそれしかフェイントの手段を持ってないかのいずれかと思ってます。

そして、当然、相手より先に動いてはいけません。ギリギリまで待ってどんぴしゃで飛ばないと、キッカーのレベルも上がってるのでコース変えられちゃいます。

迷いをなくすことと動かないこと。

これは注意しましょう。

諦めも肝心

ちなみに、コロコロPKと正面に蹴ってくるパターンはぼくは捨ててました。集中力が研ぎ澄まされて第6感が働いて正面のPKを止めたことはありますが、これはかなりの例外。

この境地に毎回達することができれば…と何度も思ってきましたが、そうそう訪れませんでした。

前のエントリにも書いた通り、PKはキッカーが絶対有利の立場にいます。したがって、諦めることや捨てることをしないととてもじゃないけど頭に考えが渦巻いて集中できませんのでね。

まとめ

少々長くなりましたが、以上がぼくが習得して以降PKストップ率を高めることができた方法論です。

あとは、実践でのトレーニングを積むことですが、公式戦ではなかなか機会がないと思うので、動画をみて方向の予測を立ててみたり、プロの試合のPKの場面は蹴る方向を予想してみたりして確度を高める練習をすることですかね。

プレーヤーの方にはメンタル編と合わせて実践してみてもらえると嬉しいです。

今回は以上!

※前のエントリ「PKをストップする確率をあげる<メンタル編>

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