体調不良からも復活しまして、サッカー三昧な1月を過ごしているかと思いきや、長女のアンパンマンのオーバーラップが超効果的かつ抜群のタイミングで行われるので対応に苦慮しております。
ちなみに「桐島、部活やめたってよ」は見てません。
どうも亀田です。
バロンドールはC・ロナウド
今朝がたバロンドールが発表されまして、下馬評通りC・ロナウドが受賞しました。
リーグとCLでの年間ゴール数がチートレベルなんてものじゃないですね。全くもって意味が分かりません。
彼が「ワールドクラス」の基準になったらそれ相応のレベルの選手ってメッシくらいしかいないでしょう。他は凡人レベルに成り下がるほどです。
ある程度の納得感をもってしかるべき今回の受賞ですが、わたしは個人的に「非常に残念」なんですよ。
もう何書くかわかると思いますけど。
ええ、書きますとも。
今年に関してはノイアーだろ(゜д゜メ)ゴルァ
そもそもバロンドールとは…
何も知らない方のためにまずは「バロンドール賞」とは何か…を簡単におさらい
バロンドール(仏: Ballon d’Or)は、1956年にフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が創設したヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる賞である。”Ballon d’Or”はフランス語で「黄金の球」という意味で、受賞者には金色のサッカーボールを模したトロフィーが贈られる。2010年度より、それまでFIFAが選出していた「FIFA最優秀選手賞」と統合され「FIFAバロンドール」として表彰されるようになった[1]。
平たい話が「その年の世界で最も優れたサッカープレーヤー」に与えられる誉れ高き賞というわけです。
こちらのウィキペディアの中でも説明がありますが、この賞が作られたきっかけは以下の通り。
この賞が作られたきっかけは初代受賞者である元イングランド代表のスタンリー・マシューズがその輝かしい実績と裏腹にタイトルに恵まれなかったことから、マシューズの功績を称えるためであると言われている。
つまり、チームの成績と個人の成績は切り離して評価し、あくまで「個人の成績」をたたえるというもの。
これはぼくも今回初めて知りました。
さてそこで今回のバロンドール
賞の概要を理解したところで今回のバロンドールを振り返ってみましょう。
今回受賞したのはご存知レアル・マドリード所属でポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド。
彼の2013ー2014シーズンの成績はかなり「異質」です。
公式戦60試合で60得点
単純計算で1試合に1点必ず決めるということです。
次の票はリーガエスパニョーラの2013−2014シーズンの得点ランキング。
C:スポニチ
2位のメッシ、3位のD・コスタとは競ったものの最終的に抑えて1位です。4位以下とはかなりの差になってて、上位3人が異常です。
これに加えてCLでも点取りまくってて結局シーズン60点。
もう、実際のところ「文句はない」のですよ。
それでもノイアーを評価して欲しかった。
これはノイアーのブンデスリーガにおけるスタッツ(成績)です。
とりあえず2013のところを見てみよう。
31試合に先発し、半分の15試合で無失点。かつ失点数は18で、平均失点が0.58というこれもまた脅威の数字です。
枠内に99本のシュートが飛んできて、82本をセーブとあります。※これ、1本計算合わないですが。。
防御率8割超えです。
純粋に得点数と同じテーブルにのせて比較することは、実質不可能ですが、この数字が驚異的なものであることはGKをやっている人には伝わると思うのです。
問題はそれ以外の人には伝わりにくく、わかりにくいこと。
「得点」というわかりやすいほうが評価されるのはこのあたりからも仕方がないかなとは思う。サッカーは得点を競うゲームですしね。
そういうこともあるのでしょう。毎年のように「攻撃的ポジション」の選手(というかメッシとC・ロナ)が評価され、それ以外の選手は陽の目をみることがありません。
このバロンドールをGKが受賞したのは1963年のレフ・ヤシンのみ。後にも先にもこの人だけ。
DFでもベッケンバウアー、ザマー、カンナバーロの3人だけですから、いかにディフェンスの選手が評価されていないかがわかります。
そんな中で今回、ブンデスの優勝およびW杯における彼の功績もあってようやっとノミネートまで来たんです。
「全GKの悲願」だったと言っても過言ではない今回のバロンドール。
上記の成績、そして「切り離す」と言っておいてなんですが、ブンデス優勝、CLでベスト4、W杯で優勝という貢献ポイントからしてもノイアーの受賞をぼくは期待したのですよ。超絶に。
いいじゃない。たまには評価してくれてもさ。
ノイアーが評価されるとき
正直なところ、この年のノイアーのパフォーマンスでバロンドールが受賞できないとなると、この先、半永久的にGKが評価される日は来ないでしょう。
今の彼のパフォーマンスはそれくらい異次元なレベルにあります。
また、Twitterのフォロワーさんが次なようなことをおっしゃっていました。
そうなんですよ。 かかんな飛び出しでGKがクリアすれば「ナイスノイアー」見たいなネタができあがるくらいにこれまでのGKではあり得なかった守備範囲。
「絶対に入る」と思われたところをセーブする。
ノイアーはまさに次世代のGKの理想像ともいうべき選手になっているのですよ。
そういうこともあったから、ぜひ受賞して欲しかった。
今後、ノイアーがバロンドールを受賞するにはおそらく年間無失点くらいのインパクト残さないと難しいでしょうね。
それくらい、GKは目に見える評価というのは受けにくいのです。
タスクは増えれど評価はされず
今のGKにもとめられることは本当に多いです。
・正面のボールはたとえぶれていようとも止めて当たり前。
・足元の技術もつけないといけない
・キックも上手くあれ
・あわよくば点取れ(山岸)
そして、外的環境もGKフリなようになってます。
・かなり前だけどスローインやバックパスは手で取っちゃダメになった
・点はいらないとつまらないからって無駄にブレる変なボールになった。ふざけんな。
現代のGKはフィールド上で最も完成されてなければならないのです。
しかし、それでも言葉で「世界最高のGKだ!!」的なことは言われても、目に見える形で評価されることはない。
なんて残念なんだ。 なお、ぼくはこういう声があるたびにこう思ってる。
気持ちは形にしなければ伝わらないのですよ。言葉だけじゃだめなのよ。
そして、こういう遠吠えを言っているとGK殺しの一言が飛んでくることも知ってるんだ。
「好きでやってるんでしょ?だったらやめればいいじゃん。」
ちーん…
まとめ
繰り返しますが、今回のC・ロナウドの受賞に不満があるわけではないです。前述した通り、異次元の成績を残してますし、評価されて当然です。
ただ、ノイアーが受賞しなかったことが不満なのです。
なお、W杯のときみたいに「最優秀GK賞」とか、かえって止めてほしいんですよ。なにこの「GKどもがうるせーから作ってやったよ」感。
じゃあいいよ!!と。
昔、「最優秀GK賞」とったのにベスト11に入りませんでしたが何か?
優勝チームのGKってだけの賞ならいらねーと切実に思ったわ!!
というわけでね。
わかりにくいポジションなので仕方がないのですが、ただひたすらに朝から残念だったよっていう愚痴のようで切実な訴えでした。
今回は以上!
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