本日はGKはGKなんですけど、ちょっと異色。
「キック」にスポットを当ててみたいと思います。
で、キックを取り上げるとなったらもうこの人一択です。
浦和レッズの西川周作です。
西川のキックのメリット
ね?これすごくない?ねえ、すごくない??
知らない方に解説しますと、手でもって蹴るキックをパントキックといいます。
このキックは見た目以上に難しくて、トッププロの選手でも山なりになる選手が多いです。
というか、こんなキックできる選手、世界を見渡しても稀です。
西川のキックができると何がいいのか。
メリットは3点
1.味方が早く攻撃にうつれる
2.狭いところでもスピードがあるから通せる
3.選択肢が増える
4.ぼくも蹴れるようになりたかった
山なりのボールに比べてボールが到達するまでが早くなります。すると、単純に攻撃にうつるのが早くなりますね。カウンターの場面になると、相手も帰陣が遅れてますから、一気に大チャンスになることもあります。
また、通ればチャンス!というところはリスクとも隣り合わせですが、彼くらい蹴れれば通せる確率は高まる。つまり、点につながることがある。
そして、そういう選択肢が増えるし、単純に山なりに蹴ってクリアとすることもできるから選べる選択肢の幅が広がると。
デメリットももちろんある
デメリットはミスったら大ピンチってこと。
だから、そうならないためにたぶん彼はかなりの本数を蹴り込んでるはず。
現代のキーパーは何も来たボールを止められればいいだけではありません。
今季から浦和に移籍した西川ですが、昨年までの広島の連覇を支えたのはこの人のビルドアップと言っても過言ではないです。
後ろからつなぐサッカーを指向する広島にあって、西川の足元の上手さは生命線でしたね。
加えて、このレーザーキックを繰り出せる。しかも正確。間違いなく浦和のビルドアップ能力が向上しているのを観てもこれは明らかですな。変わりに、明らかに広島のビルドアップは精度落ちてる。林もいいGKなんだけど、すでに何度かやらかしてるし、ぎこちない。
キーパーは攻撃の起点になることが次第に求められるようになってくるだろうなってぼくは思ってて、日本においてはその象徴が西川だと思うわけだーよ。
ヨーロッパなんかはまだドカンと蹴ってますけどね。プレミアなんかは顕著です。
去年くらいからセービングも安定してきたし、僕的には代表正GKは西川希望なんですけどね〜。
W杯の代表には選ばれるでしょうから、あとは残り少ないですが川島の牙城を崩してほしいですね。
期待してる。
全国のちびっこや青少年のGK諸君は彼のキックは本当に見習って練習したほうがええで!!
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