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嫌々GKをやっている君への手紙

GK

お疲れ様です。ぼくです。

今日は思いがけず時間が作れているので書こうと思って書けていなかった話を。

情緒的な文章になると思うけれど、色々と思うところがあったので書いておきたい。

GKなんて嫌だ

先日、このブログにこんなコメントが付いた。

「どういうわけか息子がGKにされて、本人も「GKなんか嫌だ~」と言っている。私としても息子がサッカーをしているところを見たいのでもやもやする」

というような内容。

正直、「モヤモヤすんのは俺だよっ!!」と思わないでもなかったが、たぶん、こういう人はまだまだ多いんだろう。

「なんとかうまくなるように」という思いをもって検索して、ぼくのブログにたどり着いてくれたのだから、それだけでもありがたい。

ぶっちゃけ、嫌なら辞めればいいと思う。

が、ちょっとここはあえて少年を説得するというか、GKとはどういうポジションか、というのを論理など無視して極めて情緒的に語ってみようと思う。

君は選ばれし者

まず、「GKなんか」と君は言う。

サッカーの醍醐味は点を取ることであり、GKなんて脇役ということなんだろう。そう思いたい君の気持ちはわかる。

だが、それはこう捉えることもできるのだ。

すべてのGKは選ばれし者なのだと。

類まれな責任感

GKが活躍するのは、(ちょっと雑だが)チームがピンチに陥っているときだ。

「GKはミスが許されない」と無責任な連中に責任の一切を押し付けられるプレッシャーと戦い、ゴールを奪わんとする敵に対峙する。

ミスは即失点につながり、チームは負ける可能性が出てくる。

そのプレッシャーはものすごい。だから、心の強さと責任感が必要なんだ。

誰にでもできることだと思うかい?

少なくとも、君は「嫌だ」といいながら逃げなかった。

これだけで、君にはGKとしての資質があると思うね。たいていの奴は、全力で逃げるものさ。

運動神経のよさが求められる

プロの試合を見ればわかると思うが、GKにはかなりの運動神経と頭のよさが必要なんだ。

だってそうだろ?

あの馬鹿でかいゴールにちっこいボールが飛んでくるんだ。

反応のよさや読みの鋭さがなければ太刀打ちなんてできない。

もし、「誰でもできるから」とか「役にたちそうもないやつをGKに」と考えているようなチームなんだとしたら、おそらくそのコーチやチームメイトは馬鹿と無能の集まりだ。

早いとこ移籍したほうがいい。君が潰されてしまう。

そうでないのなら、君はGKとして育ててみたい光る能力があるということなんだ。

わかったろ?

ずば抜けた心の強さと運動神経を持ち合わせた君だからこそ、GKに愛されたんだ。

君ほどの人だからこそ、選ばれたってことなんだ。

GKをやって得られること

つづいて、GKをやることで君がこれから得られることを説明しよう。

大きく3つだ。

専門スキルの獲得

GKは役割がフィールドプレーヤーに比べてかなり明確で、専門スキルも必要だ。

「ポジション」なんて概念が吹き飛んでいる風間八広監督ですら、名古屋グランパスのゴールマウスには日本が生んだ偉大なるGK 楢崎正剛選手を据えている。

足元に優れた小林裕紀選手や和泉竜二選手ではないのだ。また、川崎時代、中村憲剛選手がGKをやったというのも聞いたことはない。

つまり、攻撃のことしか考えてない人でもGKには専門性を求めるのだ。

専門性だぜ?唯一無二だぜ?

甘美な響きだと思わないかい?

ピンチを救ったときの快感

さっきも言ったが、GKはミスが即失点につながる。

だが、止めたときの快感と周囲からの賛辞はたまらないぜ?

君もみたことがあるだろ?

蹴った瞬間に「決まった!」みたいにしてベンチに走り出したんだけど、GKのよもやのスーパーセーブにあって天を仰ぎ、「止めんのかよ…」とGKをみながら悔しがるあの姿…

「まだまだだな」って上から目線で思うんだ。

まして、PKなんて止めてみな?あんなの、決めて当たり前なんだぜ?

でも、それを君が止めてしまう…

想像しただけでやばいだろ?

「神」になれる

極めつけがこれだ。

君はGKが「守護神」と評されることがあるのを聞いたことはないだろうか。

フィールドの選手が、「攻撃神」だの「繋ぎ神」だの言われるのを聞いたことがあるかい?ないだろ?

いてもせいぜい「王様」だ。

たかが王様。GKは「神」だぜ?すごくないかい?

君は、フィールド上の神になるチャンスを得ているんだ。

最後に

ちょっとおかしなテンションで書きなぐってしまった。

わかっていると思うが、GKは簡単にできるようにはならない。今はわからないことも多いだろうし、できないこともあると思う。もしかしたら、まともな指導者すらいないかもしれない。

それでも、君は選ばれたことを誇りに思ってほしい。どうでもいい奴ができるようなポジションじゃないんだ。

 

繰り返すが「ミスは許されない」と自分はミスするくせに言っちゃう奴は多いし、フィールドのミスでピンチになったのに、GKがさらにミスるとたたかれるのはGKになってしまう。

「やらかしたwww」とか言って。

でもな、そういうのを乗り越えたら強いし、一生懸命やってみると面白さや奥深さがわかって一気に楽しくなるのがGKってポジションなんだ。

日本だと「オプション戦隊ノイアーガー」や「王国戦隊ブッフォンガー」がいたりして大変なんだけどな!(ちなみにノイアーはGKとしての本質的能力もはんぱないが)

なかなか簡単にはいかないけど、そもそも簡単だったら面白くないだろ?簡単なことがやりたいなら、ゲームでもやってればいいのさ!

そういうわけで、ちょっと捉え方を都合のいいように変えてやってみてほしいな!GKをそれなりに突き詰めてやっておくと、フィールドに戻ったときにGKの気持ちがわかるようにもなって役にたつし。

何か困ったことがあったら連絡くれてもいいからな!

きっと、それでも苦しいだろうし、つまらないんだと思う。

だから、最後にこれだけはお願いだ。

GKをやりたくなくてもいい。でも、GKのことを嫌いにはならないでくれ!

選ばれし君に幸あれ。

 

君を心から応援する者より

トラストコーチングスクール
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コメント

  1. たか より:

    トゴールキック とパントキックはどうしたら飛ぶようになりますか?あと、トラップが悪くて取れてしまうんですがどうしたら上手くなりますか?

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