2015アジアカップ UAE戦の失点シーンを検証してみる

2015アジアカップ UAE戦の失点シーンを検証してみる

アジアカップが終了してしまいました。

正直、準々決勝での敗退は想定してなかったので悔しい。ただただ悔しい。

でもって、また開幕までサッカーないのか…と思ったのですが、もう1ヶ月もしないでレイソルのACLプレーオフがあるんでした。

良かった。

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失点の場面を検証する

ゲーム全体の論評については色んなところで語られていますし、これから有識者の方々によるコラムも出てくるでしょうから触れません。

とりあえず、ぼくは「アギーレ監督の続投支持」ということだけ述べておきます。

さて失点場面です。

これに関して「川島が油断している」というちょっと許容しがたいこと言ってる人がちょっと多かったので、GKLaboとしてはしっかり検証しておきたい。

というか、僕の見解を述べておきます。

まずは動画をば。

この失点シーンで見るポイントとしては、3点あります。

①チームとしての守り方
②バックステップからのポジショニング
③タイミングと駆け引き

この3点が全部悪くなったことが重なって失点につながったかなと。逆にいうとここが改善できるポイントでもあるのかなと。

では、1つずついってみよう。

①チームとしての守り方

まず大前提として「川島ひとりのせいにすんな」っていうのは声を大にして訴えたい。選挙カーに乗ってでも訴えたい。

基本的にああいう角度のところでのシュートは「ファーはDFが切り、コースをニアに限定する。GKはニアに呼び込んでセーブ」というのがセオリーです。

縦一本通されているのもアレですが、一応、吉田はシュートコースにギリギリ入れるかちょっと間に合わないかくらい。シュートに対してスライディングしてコースに入れたのではないか。

パスを出されるまでのプレスがはまってなかったり、パスの出し手がドフリーで縦パスを通してもいるので、チームとしての守備がはまらなかったのがまず1つの原因ですね。

②バックステップからのポジショニング

ここは川島のみのお話。

縦パスが入ったとき、川島はシューターとの距離を測りながらバックステップでポジションを修正しています。

前に出ていたところを下がって相手との間合いを計っているのですが、このとき、シュートを打たれる瞬間のポジションが1歩下がり過ぎじゃないか…と思いました。

これは次の③でも関わってくるところなのですが、もう1歩前で止まっておけば、川島のセーブ範囲内で弾けたように見えます。

相手の態勢的にループはなさそうですし、もし来たらスーペルゴラッソなので仕方がないですから。

③タイミングと駆け引き

ポジション修正からの延長のお話をまずしますと、いくつか「反応が遅れている」という指摘を目にしました。

これについては確かにそうで、川島のリズムに持ち込めなかったのがそう見える原因かと思います。

じゃあどうしたらベストだったかって話をすると、前述した通り1歩前で止まっておけば準備が間に合った可能性があります。

川島は「プレジャンプを行うタイプ」のGKですから、もうコンマ何秒か前に重心をフラットにするプレジャンプが出来ていれば止まったかもしません。シュートは守備範囲ですし。

この場面はシューターとの1対1のようなもので、この数秒の間に駆け引きをして自分の間合いに持ち込む必要があります。

ステップのリズムが合う前のタイミングでシュートを打ってきてて、かつ強く速いシュートが来たため「反応が遅れ」ているんですよね。

「油断」という指摘に対して

チームとして守備が後手にも回ってましたし、「川島の油断」とするのは無理筋でしょう。

油断を原因とするならそれはチーム全体の雰囲気の話として語られるべき。川島のみ「油断」で片付けられるのは納得がいきません。コースが限定されていて、それでニアをぶち抜かれたならまだわかるんですが。

GKというポジションをやったことが無い人が大半だと思うので仕方がないのかも知れませんが、認識間違ってます。

油断というか、単純に相手が上回っただけです。

ワールドクラスのGKだったら…

川島は長く代表で正GKとして活躍する一流のGKです。それは間違いありません。

とはいえ、今回の失点を「仕方ない」で片付けるのも違うと思っていて、GKは味方のミスを全て帳消しにできるポジションですから、こういう時こそ存在感を示したいところ。

色々な要素はあるにせよ、今回のシュートは「超一流」のワールドクラスのGKだったら止めたでしょう。

ぼくも勉強させてもらっている河童氏のtweetを引用させてもらいますと

GKをやっている者としては実に悔しい限りですが、こういうことかなと思います。

GKの育成が最も遅れているところなんて正に。なんだかんだでトップリーグに人材を排出できていない唯一のポジションですしね。

この問題の解決法について、具体的なアイデアはありません。。

ただ、まずはGK人口を広げていく施策が必要だよなと思うのです。

身体能力の高い人はフィールドプレーヤーに流れる傾向がありますから、その中の何人かがGKを志すだけでもだいぶ違います。

これにはしっかりと「GKの魅力」を訴求していく必要がありますね。日本においてGKって敬遠されがちなのでね…「やりたい!」と思ってもらえないと。

あとは指導者。

海外からコーチを招聘する、海外にコーチが留学する…など、主にドイツの育成について学ぶ必要もあるのかなと。

GKは「専門職」です。従って、専門的な知識・スキルを学んでいく必要があります。「やっていた」だけだと、そのコーチ以上のGKになり得ませんから、勉強は絶対に必要です。

まとめ

日本代表については、今回のアジアカップで1つのサイクルが終わったのかなと思います。今回ベテラン選手も何人か復帰してましたが、今後は世代交代を図っていくと思います。(ていうかじゃないと困る…)

GKもしかりで、川島に変わる選手がこれから起用されると思うし、そうでないとやっぱり困る。

なんだかんだで西川も東口も20代後半で、ロシアW杯では30超えてきます。

それが悪いわけではないのですが、権田なり、櫛引なり、守田なり、そして中村などの若手選手がぜひ絡んできて欲しいんですよね。

そうなることを切に期待しております。

今回は以上!

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